SaaS企業のマーケターが、おすすめしちゃいたくなる著者11人
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SaaS企業のマーケターが、おすすめしちゃいたくなる著者11人

※この記事は2019年10月30日に投稿されたものです

どうも、たけCです。
ひさしぶりですね、一週間前に公開した記事は読んでいただけました?

https://note.icare-carely.co.jp

よりプロフェッショナルなチームをつくる上で役に立つパーティスキル表について説明しています。

で、ですよ。
「じゃぁこのスキルを新しく手に入れたい。どうやって勉強しようか?」

となりますよね。そして、勉強の第一歩は本を読むことから。

というわけで、今日はSaaS企業のマーケターである私がついついみんなにおすすめしてしまう本とその著者を一気にご紹介しちゃいます。

Kindle大好きな読書家が、どーしてもリアル本を買ってしまった

この本をおすすめしたい。
読んでほしいから貸してあげたい。
勉強のためにみんなで回し読みしよう。

本好きの人って、ついつい人に本を貸したくなりますよね。

でもね、最近はKindleばかりで本を買ってしまうので
おすすめしたい本があっても気軽に貸すことができないんです。。。

だから、「この本マジでおすすめ!読んでみて、損しないから」とついついおすすめしちゃいたくなる書籍に関しては、Kindleだけでなくリアルの書籍も買うようにしています。


そう、今日おすすめする書籍はいづれもKindle愛好家の私が「人におすすめしたいがためにリアル本で買ってしまった」もの。
さらに、すでに複数冊の書籍を発行している著者の方ばかりを集めてみました。

それでは早速いってみましょー

「売る」まずは商売を基本をおさえておきましょう


神田昌典『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
作者: 神田昌典
出版社/メーカー: ダイヤモンド社
発売日: 2002/12/07
メディア: 単行本
購入: 8人 クリック: 119回
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もうね、紹介する必要あります?ないですよね。あの、あの神田昌典さんです。おすすめしない理由がありません。

あえて注意する点があるとすれば、著作があまりに多いこと。
マーケティング関連の本だけでも20冊は超えてるんじゃないかな・・・その中でもSaaSに携わるマーケターならはじめの一冊として絶対に読んでほしいのが『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』です。

谷本 理恵子『ネットで「女性」に売る』


ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則
作者: 谷本理恵子
出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
発売日: 2017/09/12
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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約10年間、インターネットを通してモノを売るという仕事を続けてきました。そんな中でなかなか解決できなかった(今も苦しんでる)課題があるんです。それが「女性に売る」ということ。

男性と女性は違う星に生まれた生物ほどに分かりあえない。
・・・と、どこかの誰かが言っていた気がしますが、男性が女性の気持ちを理解することほど難しい事はありません。

ましてや、ネットで売るためには感情的な(高次元で複雑な)共感を生む必要があります。どうしても男性にとっては手がつけられない課題です。しかし、谷本さんの書籍では女性に売る方法を男性読者が直感的に理解できるように書かれています。


「顧客心理」科学的に人が行動するクセを知りましょう


ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器 実践編』

影響力の武器 実践編
作者: N.J.ゴールドスタイン,S.J.マーティン,ロバート・B・チャルディーニ,安藤清志
出版社/メーカー: 誠信書房
発売日: 2015/07/10
メディア: Kindle版
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今やマーケター、いやビジネスマンの一般常識にもなった「返報性の原理」※。日本に広まったのはこの『影響力の武器』からでした。
※ 恩を受けたら何かお返しをしなくちゃ、と感じてしまう人間の心理の癖

和書にはない洋書の特徴なんですが、あるノウハウを紹介するにあたって活用した実例や裏付けのための実験をいくつもいくつも紹介します。時に、このような大量の事例・実験の紹介は読み手にとって邪魔に思えることもあります。「ノウハウだけ知りたいから同じような事例を何個も繰り返すんじゃないよ」と。

しかし、
この本を手に取る事業会社のマーケターの方にはぜひ事例こそ参考にしていただきたい。

なぜなら、新しい施策や改善案を提示する時に「なぜそれが当たるの?」と根拠を提示しないといけないシチュエーションが多くあるから。そんなときに「MITの社会実験ではこのような心理的効果があるとわかっています」みたいな説明ができますからね。

リチャード・セイラー『行動経済学の逆襲』

行動経済学の逆襲
作者: リチャード・セイラー,Richard H. Thaler,遠藤真美
出版社/メーカー: 早川書房
発売日: 2016/07/22
メディア: 単行本
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2017年のノーベル経済学賞を受賞したセイラー教授の一冊。

「行動経済学って、単なる後づけで理論化したトンデモ学問でしょ?」と思っているそこのあなた!実は行動経済学は(その基礎となった理論も含めて)過去3度もノーベル経済学賞をとっている立派な学問です。

従来のの経済学では「世の人々は常に合理的に、論理的に、損得を見極めて生活している」という前提に立っていました。しかし、行動経済学では「人には認知の癖がかかって、時に不合理な行動を起こす」という前提にたった理論と、人を動かす原理を解き明かしているんですね。

人は理論ではなく感情でモノを買う。
これってマーケターにとっては当たり前の感覚なんですよね。


「書く」マーケティングはどこまでいっても言葉が中心

ジョセフ・シュガーマン『10倍売る人の文章術』

全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
作者: ジョセフ・シュガーマン,金森重樹
出版社/メーカー: PHP研究所
発売日: 2006/03/16
メディア: 単行本(ソフトカバー)
購入: 9人 クリック: 128回
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タイトルや表紙を見ただけだとあやしさを感じてしまうこの本・・・私の蔵書の中ではダントツで1番のおすすめ書籍です。

シュガーマンは1980年代のアメリカにおいて通販マーケターとしてトップオブトップ。今のテレビ通販の基礎は彼が築き上げたといっても過言ではないです。(フリーダイアルとかクレカ決済とかを通販に取り入れたのはシュガーマンが初)

インターネットのコンテンツ、テキスト→画像→動画→音声という形でどんどん移り変わっています。しかし、インターネットが何らかのコンテンツを「伝える」手段である以上は、言葉が中心にあることに変わりありません。

「どんな言葉、どのタイミングで、どのような形で伝えるか」
この本にはそのすべてが記されています。

松尾茂起『沈黙のWebライティング』

沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?〈SEOのためのライティング教本〉
作者: 松尾茂起,上野高史
出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
発売日: 2016/11/01
メディア: 単行本
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シュガーマンが売るための文章を学ぶ最高の教材だとしたら、松尾さんは読者と仲良くなる文章を学ぶのに最高です。

松尾さんって誰か?えっ知らないの?
アフィリエイトにチャレンジしたことある方なら、あのWordPressテーマ『賢威』の開発者って説明したら分かってくれますよね

その実績のとおりSEO、その中でもコンテンツライティングを重視した検索結果の上位表示ノウハウに優れた方です。そしてこの沈黙シリーズは、ネット上で連載されていたWEBマンガが書籍化されているのですが・・・

一部の界隈では、ゲームの攻略本レベルに分厚いことがUGCとしてSNSをかけめぐりました。

ちなみに松尾さんは音楽家としての顔(というか本職かも)があり、すでにいくつかの楽曲をリリース。そのうち沈黙シリーズの作中曲でもある『エターナルライティング』は私のヘビロテナンバーです。

Eternal Writing(エターナルライティング)~永遠のライティング


「WEBサイト」技術に疎いマーケターは駆逐される時代です

中村健太『超実践的 Webディレクターの教科書』

第一線のプロがホンネで教える 超実践的 Webディレクターの教科書
作者: 日本ディレクション協会会長中村健太,株式会社デスクトップワークス代表取締役田口真行,デジタルマーケティングオフィス DCHS 代表高瀬康次
出版社/メーカー: マイナビ
発売日: 2015/08/25
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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折返し地点を過ぎました、紹介する著者は残り5人です。

SaaS事業のマーケターにとってWEB制作に知見を持つことは、必須スキルとなりました。プロダクトがアジャイルに進化し続けるSaaSを販売するためには、それと同じか速いスピードで売るためのWEBサイトも成長する必要がありますよね。

具体的にLP制作を例にとりましょう。
LPは作ったら終わりではなく、公開してからがはじまりですよね。日々のアクセス・ユーザー行動・CVの質を観察しながら、よりよいLPに改善していく必要があります。

その改善策にいち早く気付くのはマーケターです。そして、Photoshopで新しいバナーをつくったり、文章を変えるためにコーディングで改善策を実現するには、デザイナーやエンジニアの力を借りる必要があります。

しかし多くのマーケターが、このタイミングでコミュニケーションミスを起こしてしまい改善サイクルのスピードを残ってしまいます。ディレクションは、WEB制作に関わるメンバーとのコミュニケーションスキルですので絶対に学んでおきましょう。

ガー・レイノルズ『シンプルプレゼン』

ガー・レイノルズ シンプルプレゼン
作者: ガー・レイノルズ,日経ビジネスアソシエ
出版社/メーカー: 日経BP
発売日: 2011/03/31
メディア: 単行本
購入: 5人 クリック: 75回
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この書籍の中にはWEBサイト制作に関する話は一切載っていません。いわゆるスティーブ・ジョブズ的な、シンプルで、インパクトのある、プレゼンテーションの思考法やスライド作成のノウハウが学べます。

ではなぜ、この書籍をWEB制作のカテゴリとしておすすめするのか?
なんだかんだで(ジョブズのストーリーテリングを体現した)AppleのWEBサイトが、売るためのサイトとして優れているからです。

そしてAppleに在籍していたガーさんのプレゼンノウハウは、AppleのWEBサイトがなぜあれほどまでに洗練された売り方ができるのかの種明かしにもなっています。

「アクセス解析」文系マーケターでも数字と友達になろう

小川卓『Webサイトの分析・改善の教科書』

現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
作者: 小川卓
出版社/メーカー: マイナビ出版
発売日: 2018/06/19
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先ほど、「WEBサイトは作ったら終わりではなく公開してからはじまる」と言いましたが・・・

「じゃぁ具体的にどこをどう見て改善サイクルを回したらいいんだ?」
と困っているそこのあなた!

細かい話は置いといて、この本のChapter2を舐めるように読んで、自社のWEBサイトのチェックをしてみてください。どんなに優れたWEBサイトでも最低でも10個は改善点が見つかります。

アクセス解析と聞くとGoogleAnalyticsの使い方を覚えようとする方が多いですが、実はそこはあまり重要ではないんですね。大切なことはデータを読み解く正しいプロセスを知っているかどうかです。

小川さんの著作では、データを読み解く正しいプロセスを文系脳でもわかるように教えてくれます。

西内啓『統計学が最強の学問である』

統計学が最強の学問である
作者: 西内啓
出版社/メーカー: ダイヤモンド社
発売日: 2013/01/24
メディア: 単行本(ソフトカバー)
購入: 11人 クリック: 209回
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マーケターが読み解くべき数字は、WEBサイト(オンライン)に限ったものではありません。

・オンライン以外のチャネルを含めて、どのチャネルがもっともCPAがいいのか?
・キャンペーンを実施したけど、季節要因を省いて本当に成果があったのか?
・紙媒体でABテストをしてみたいけど、信頼区間ってどうやって計算するの?
・値上げした場合の単価アップと受注率の低下の損益分岐点は?
こういった課題についても、私たちマーケターは一定の根拠をもって答える必要があります。

ここでちょっとした誤解を解いておきましょう。
統計学とは、少ないデータから全体の傾向(結果)を予測するための技術です。一方で、流行りの機械学習は大量のデータを処理して新しいパターンを自発的に発見するための技術です。

マーケティングの現場では機械学習より統計を使うべき課題の方がより多く発生しています。今後、機械学習を搭載したツールはどんどん開発されていきますが、統計についてはまだまだ人の手を借りる必要があります。この際です、本腰入れて勉強してみませんか?


「考え方」制限があるからブレークスルーが生まれる

エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
出版社/メーカー: ダイヤモンド社
発売日: 2002/02/23
メディア: 単行本(ソフトカバー)
購入: 16人 クリック: 148回
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ついに最後、11人目の紹介です。

マーケターとして私達はつねに何かしらの制限を課せられながら成果を出さなければなりません。

広告宣伝費はすずめの涙
SNSを活用したいが人手が足りない
派手なキャンペーンを見せたいがコンプラ的に厳しい
新しい技術を学びたいが目の前のタスクに追われて時間がない
チームがもっと自発的に動いてほしいのに、指示待ちのメンバーばかり
この書籍で紹介されるのはTOC、日本語で制約条件の理論です。

もともとは製造業での生産管理の手法として開発されたものですが、ゴールドラット博士によってマーケティングや経営戦略に応用できる思考フレームワークへと進化しました。

中でも第2作目の思考プロセスは、常にリソース不足に泣かされるスタートアップのマーケターにぜひ読んでいただきたい。

従来のマーケティングフレームワークは、抽象的な概念や戦略があった上で、自社のリソースを当てはめていくという考え方でした。しかし、思考プロセスでは、現実に発生している大小さまざまな課題を整理していく中で、根本原因を発見しそれを解決するという真逆の考え方です。

つまり、現実に多くの課題・問題が噴出している現場であるほど効果を発揮する、解決策の見つけ方なのです。

以上、6つのカテゴリと11人の著者を紹介しました。

すべてAmazonで購入可能です。

実は上記に紹介したものよりもおすすめしたい著者や書籍はあるのですが、残念ながらAmazonでは手に入らないor中古本が高いものばかりでした。6年以上前の本はKindle化されないまま絶版になっていることが多いので仕方ないですね。。。

次回はおすすめするときには、Kindoke本を中心にご紹介できればいいかなぁと考えています。それでは!

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