中野雄介は iCAREを退職します。4年後に。
※この記事は2018年4月29日に投稿されたものです
本日は私中野雄介、27回目の誕生日でございます。天然毒素を含むじゃがいもの芽のようなワタクシ芽に、お祝いのメッセージをお送り頂いたみなさま、言いたいことも言えないこんな世の中じゃPOISONですからお伝えしておきます。有難うございました。
去年はこんなバースデーブログを書きました。
https://note.icare-carely.co.jp
このブログ掲載した1週間後に指輪を外しました。いや、正確に言うと外れました。決意表明として指輪をし続けるなどとでかい口を叩いたわけではなく、シンプルにサイズがでかすぎたんです。取れちゃったんです。ですのでこの一年、指輪をし続けたわけではありませんが、リング・オブ・ザ・ロードは着々と進んでおります。
というわけで、今年はどんなバースデーブログにしようかと悩み、こんな内容にしてみます。4年後、中野雄介は株式会社iCAREを退職することをここに誓います。
麦わら海賊団のような組織
ワタクシ芽の好きな漫画の一つに、ひとつなぎの大秘宝を巡る海洋冒険ロマン『ONE PIECE』という漫画があります。主人公モンキー・D・ルフィが、ひとつなぎの大秘宝ワンピースを手に入れることをミッションに、そして海賊王になることをビジョンに麦わら海賊団として航海の旅に出るという物語です。
その途中で様々な仲間に出会います。世界一の剣豪になりたいゾロ、世界中の海図を書きたいナミ、ポーネグリフの謎を解きたいロビン、昔の同胞ラブーンと再会したいブルック。それぞれに野望を持った仲間が集まります。
とはいえお気付きの通り、ルフィ以外の誰も、自分が海賊王になりたいとは思ってないのです。船長の野望に共感した仲間たちには、それぞれ違った野望がある。それでもルフィの野望を心底応援したくて、その野望を成し遂げる力になりたくて、明日の身が安全かも分からない危険な海賊船に自らの命を賭す覚悟で乗っている。
船長のミッションビジョンを達成した延長線上に、自分の野望があると各船員が理解している。様々な逆境をもろともせずに偉大なる航路を突き進む麦わら海賊団とは、そんな組織なのだと思ってます。
これは、会社や組織においても言えることだと思っています。船長である代表のミッションビジョンに共感し、応援をしたいと感じ、その実現のために船員であるメンバー各自が全力を尽くす。そしてその先に、各々のメンバーは自分の野望を見据えている。
定年まで同じ会社で終身雇用を全うする時代は過ぎ、今や一人ひとりが自らの野望のために働くことが善とされる時代。まず自分の野望のために働こう!その上で◯◯には全力を尽くして組織に貢献しよう!そんな個人の集まる集合体へと組織は変わりつつあります。
船長の野望に共鳴したメンバーがそれぞれに野望を持ち、互いにリスペクトを寄せ合って応援し合うことで、結果的に組織に計り知れない恩恵をもたらす。そんな麦わら海賊団のような組織は、現代における個人と組織の関わり方として、お手本になるモデルだと思っています。
唯一無二の組織は、野望を持った個人の集合体である
ワタクシ芽が日々いろんな会社を訪れる中で、ふと疑問に思うことがあります。それは、「個人が心から共感できるミッションビジョンを掲げた組織に出会うことは難しいのではないか?」ということ。
組織に入り従事する上で、組織が掲げるミッションビジョンへの共感はもちろん大切です。とはいえ、それらはどこの組織にでも存在していて、なんだか抽象的でぼんやりしてて、どこも同じように見えるために、個人はその共感したという解釈だけで入社を決めて、入社後にフルコミットで楽しく働き続けることは難しいのではないでしょうか?
そういった意味で、個人として組織のミッションビジョンに心から共感できるか否かは、さして重要ではないのかもしれません。組織としても、それだけをメンバーに求め続けるようではいけない。
では、個人が「フルコミットで楽しく働き続けてもらう」ために、組織はどうすべきなのか。それは先述の麦わら海賊団のように、一緒に働くメンバーたちがどんな野望(ミッションビジョン)を持っているのかを共有し、リスペクトし合う土壌を育てることなのではないかと個人的には考えています。
自分がその答えに辿り着いたきっかけは、4月に行った社内勉強会「iStudy」での気づきでした。iCAREでは以前より定期イベントや部活動などによる社内交流が盛んですが、今回のiStudyでは
・自分はどんな人生の野望を持っているのか?
・その野望のために、iCAREではどんな経験を積みたいのか?
を発表し合うという場を初めて持ちました。これは、「自分の人生の中で iCAREはどんな場所であり、iCAREで過ごす時間は自分の人生にどんな影響をもたらすのか」を再確認することで、「オーナーシップの醸成」を目的にしたものです。
控え目に言っても、すごく有意義な時間だったと改めて感じています。iCAREを成功させて海外で悠々自適に過ごしたい、iCAREを通してこんな技術を習得したい、iCAREで多くを学んで家族と幸せに暮らしたいなど、これまで聞いたことのなかった思い思いの野望が飛び出しました。
また、機会がないとなかなかできない希少価値の高いコミュニケーションを取る時間でもありました。この時間のおかげでメンバー同士の相互理解が進み、iCAREという船に乗っている時間は長い人生の一時期だけれども、共に組織のミッションビジョンに向かう同志として、フルコミットで仕事を楽しもうとする原動力が高まる機会にもなったことでしょう。
個人と組織を繋ぐ最も強固な架け橋となるのは、ミッションでもビジョンでも、サービスでもプロダクトでもなく、野望を持った個人の集合体。そこに集まる個人がそれぞれの野望を共有し、応援し合うことで、メンバーがフルコミットで楽しく働き続けて大きなエンパワーメントを発揮することができる。こうして、どこにも真似出来ないオンリーワンの差別化要素を持った組織は誕生するのではないかと考えます。
中野雄介は、iCAREを退職します。4年後に。
ではワタクシ芽、中野雄介の野望はなんなのか?
中野雄介の野望、それは今日から4年後までにiCAREを上場させた後、世界一周の旅に出ることです。2年ほどの月日をかけて、ゆっくりと世界を回ってみたい。それこそがワタクシ芽の野望です。
なんでしたいの?とはよく聞かれるのですが、自分でも理由が分かってません。小さい頃から冒険家になりたいと言っていたらしく、そのDNAが今でも残っていて、世界を旅することに憧れがあるのでしょう。まだ小学生に上がる前に見たテレビに映る砂漠の風景に、心を踊らせたことを今でも覚えています。野望には大きいも小さいもないし、ロジックで語るものでもない。心からワクワクできる情熱だけあれば充分じゃないでしょうか。
そして、いま行けばいいじゃん!ということもよく言われます。それは違うとはっきり分かっていて、なぜなら自分の野望は iCAREという組織を上場させたその先にあるからです。iCAREの船長であり、代表山田のミッションビジョン達成の力になりたいと思い、その船に乗るメンバーの野望を応援したいと感じられるからこそ、この船が通るべき上場という通過点のために全力を注ぐことが、自分の野望を叶えるための約束だと胸に誓っています。
世界一周をして無事に帰ってくることができた後は、特に何も考えてません。その時はおそらく30代前半ですが、田舎で芋掘りがしたいのか、海外に住んでニューヨーカーになりたいのか、自分で起業してみたいのか、それはまたその時になったら考えますが、そうやって野望を繋げながら楽しく生きていこうと思います。
というわけで、世界一周の野望を叶えるため、それを叶えるための iCAREの上場に向けて、この一年もごりごり頑張ってまいります。ご興味ある方がいらっしゃいましたら、中野雄介の野望をぜひ本人から聞いてあげてください。言葉にすればするほど、プレッシャーが掛かって燃えますので。
そんな野望を持ったワタクシ芽ですから、先日世界遺産検定をノリで受けてみたのですが、受検時間を間違えて受検ができず、0点を叩き出したというオチを添えて今日のところはドロンです。