iCARE FAMILYの健康づくりページ(2024年7月更新)
こんにちは。株式会社iCAREのPeople Experience部(人事総務部)です。私たちは「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスを掲げ、法人向けに健康管理システムや保健師・健康経営の専門家によるコンサルティングサービスなどを提供し、従業員の健康づくりに役立ててもらっています。
この記事では、iCARE FAMILY(iCARE社員のご家族・被扶養者の方)向けに、普段お客様や自社の社員向けに提供している健康情報・豆知識、皆さんが利用できる福利厚生についてご案内していきます。ぜひご自身の健康づくりにお役立てください。
社員の皆さんはぜひこの記事の内容を理解し、家族・身近な人の健康について考える機会にしてくださいね。
被扶養者(ご家族)向けの健康診断
全国健康保健協会(通称:協会けんぽ)では、健康診断の目的を自分の健康レベルの「現在地」を知ることとしています。iCAREでは企業の健康づくりの最も基礎的かつ土台となる活動として、健康診断の受診率向上を促進するサポートをしており、自社の社員はもちろん、ご家族の皆様にもぜに年に1回受診していただきたいと思っています。
食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与している疾患の総称を「生活習慣病」と言いますが、日本人の死因上位のがん・心臓病・脳卒中もまた生活習慣病に含まれます。多くは自覚症状がないまま進行してしまいます。年に一度の健康診断を受診し、自分自身の健康状態のレベルを知ることによって、これからどんな生活を心がけると良いかを考えることができます。
【特定健康診査・とくていけんこうしんさ(通称:特定健診)】
生活習慣病のリスク発見・予防を目的に、被扶養者の方向けに受けていただく健診です。40~74歳の方が対象となっています。
※受診する年度で40歳になる方は誕生日を迎える前でも受診が可能、75歳になる方は誕生日の前日までに受診を終えてください。
例:2024年度の場合 2024/04/02- 2025/04/01の間に40歳になる方
①健診項目と補助内容
健診の種類ごとに、最高7,150円を協会けんぽ(iCAREが加入している健康保険組合)が負担するため、自己負担額はその補助額を差し引いた金額となります。健診の種類は以下の図の通りです。
②健康診断の受け方
以下に記載の健診機関からご都合に合わせてご予約をお願いします。
▼健診実施機関一覧(協会けんぽ)
【任意検診・がん検診】
がん検診については、早期発見のために定期的な検診が重要で、健康増進法などに基づいて、各自治体が実施しています。HPや定期刊行物の案内をご確認ください。
▼iCAREが提供する健康管理システムCarely(ケアリィ)では、登録されている従業員の方向けに毎月健康情報を配信しています。「がん検診」についても定期的に配信を行い、受診を勧めています。
健康診断を受けた後は・・・
【特定保健指導・とくていほけんしどう】
特定健診の結果、生活習慣の改善が必要な方が受けることができる保健師や管理栄養士による健康サポートです。健康に関するセルフケアができるように、目標と行動計画の設定〜実践まで寄り添ってもらえます。
対象者は、40歳以上の方のうち、腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上またはBMI25以上の方、さらに血圧・血糖・脂質・喫煙でリスクが見られる場合です。
①特定保健指導を受けるまでの流れ
②特定保健指導の受け方
特定健診の検査結果や問診結果に基づき、対象となる方へ全国健康保険協会の都道府県支部から特定保健指導利用券がご自宅に送付されます。この利用券と保険証をお近くの保健指導機関に提示していただき、保健指導を受けていただく流れです。特定健診当日に利用できる場合があるため、受診する健診機関にお尋ねください。
▼保健指導機関の一覧(協会けんぽ)
③特定保健指導の費用
一部の健診機関を除き、無料です。
※協会けんぽの補助上限額を超える場合は差額は自己負担となります。
協会けんぽの補助上限額:8,470円〜25,120円
(リスク判定によって支援内容が異なり、その内容ごとに補助金額が変わります)
詳しくはご予約の際に保健指導機関にお問い合わせください。
初めて受ける方は、「実際どんな様子なの…?」「"指導"ってつくくらいだから厳しく言われるのかな、怖い」、そんなイメージをもたれるかもしれません。実際の様子がイメージできるように、紹介動画が公開されていますのでチェックしてみてください。
▼協会けんぽ東京支部の公式Youtubeチャンネル
iCARE取締役による「保健指導」体験記
iCAREの健康豆知識☝️
健康診断や特定保健指導のほか、ご家族の皆さんの日常の健康づくり・セルフケアに役立つ情報をお伝えします。
こころの健康づくり・メンタルヘルス予防
<ストレスのサイン>
心の健康は「いきいきと自分らしく生きる」ための重要な条件です。環境の変化等によるストレスが原因で、不安や緊張を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。気付かないうちにストレスをため込み、心身の不調となって出てきてしまうことがあります。
次のような語呂合わせでストレスのセルフチェックを行ってみてください。
早期に発見し、かつ不調から脱するポイントは、食事、運動、睡眠といった日々の生活習慣の中で自分に合った行動を習慣化することです。例えば、「エスカレーターではなく階段を使う」「就寝前に寝転がった状態でストレッチを行う」といった、小さなアクションで十分ですが、具体的であることがポイントです。
<高齢者のうつ・介護うつ>
うつ病を発症した場合は、専門的なケアを受ける必要があります。高齢者の場合、他の年齢層とは異なり、加齢に伴う心身機能の低下、社会的な役割喪失への不安が深く関わっていると言われています。また、介護している側の「介護うつ」も近年社会問題になっています。精神的・肉体的なストレスが重なり、睡眠が十分に取れていない状況が続いている場合は注意が必要です。
<リフレッシュ方法>
厚生労働省が運営する、働くひとのメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」では、疲れやストレスと前向きに付き合うコツや1分で始められる簡単なリラクセーションヨガの方法を公開しています。未経験であっても、時間や場所を選ばずとも取り組めるのでぜひご参考ください。
最後に
iCAREの行動指針・Credo(クレド)の一つに「家族に誇れるか」という一文があります。社員各自が、私たち・社員が取り組んでいることを家族を始めとする身近な人・大切な存在に共有すること。そのことを通して自身や自分の仕事に誇りをもつ、そんな行動を応援しています。
家族の皆さんが「実は健診・検診を受けたかったけどよくわからない」「受けたけどその後どうすればよいかわからない」という場合があるかもしれません。受診方法や補助内容など、都道府県ごと・健診機関によって異なる面もあるため、なかなか自分で全てを理解するのは難しいこともあります。
社員の皆さんが内容を理解して受診のフォローができると良いのではないでしょうか。
家族・自身の心の健康について、「ストレスのサイン」のチェック方法や対処法も記載しています。こちらもぜひご参考ください。
2024年の「世界保健デー・セルフケアの日」のテーマは「私の健康、私の権利」。あらゆる人があらゆる場所で健康にアクセスできる「権利」があります。
健康情報へのアクセスのしやすさを考えてみると、社員の健康管理が義務化されている企業で働くひとと、そうでない例えばご家族(被扶養者)の方の置かれた環境は異なります。
だからこそ、こうやって健康保険組合からの被扶養者向けのご案内が適切に届くことを、家族としてフォローしたいですよね。
社員、そしてその家族の皆さんも、ぜひこれを機会に自分と家族の健康づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
*なお、本記事の情報は、適宜加筆・更新していく予定です。ぜひ「いいね」「Bookmark」して今後もみにきてくださいね。