失って大切さに気づくこと
※この記事は2018年5月25日に投稿されたものです
こんにちは。
メディカルスタッフの杉本です。
当たり前だと思って普段は意識していないけれど、失った時に大切さに気づくこと…
その1つに「健康」がありますよね。
実は「亜急性甲状腺炎」という病気になり、しばらくの間仕事を休み自宅療養していました。
甲状腺とは?
甲状腺は、身体の新陳代謝を調節する「甲状腺ホルモン」というホルモンを作っています。甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、生活を送るために、なくてはならないホルモンなのです。
この病気、甲状腺に何らかのウィルスが感染し発症するのですが、人によってはウィルスに感染したことすら気付かずに治ってしまう人もいるそうです。
残念ながら私はかなり重症化してしまいました。
(多くの場合、甲状腺の片方だけに感染するそうですが、私は両方に感染していました)
症状は色々あるのですが、私が辛かったのは、
胸のドキドキ(動悸)と息切れ、だるさ(倦怠感)。
胸のドキドキに関しては、横になっていても、常に軽くランニングをしているくらいの心拍数(120-130回/分くらい)でしたので、本当に辛かったです。(通常、安静時の心拍数は60-80回/分くらい)
食事もままならないことや寝ることができない時もありました。
精神的にも、このまま治らなかったら…という気持ちが強く、日々不安でした。
おかげさまで、今は薬を飲みながら少しずつ良くなってきています。
本当に良かったなと思っています!
思い返してみると、少し前から喉あたりが痛かったり、今まで平気だった階段で息が上がってしまったり、疲れやすかったり、イライラしやすかったり…。
これらは甲状腺の炎症や、機能が亢進している症状だったのだと後で気づきました。
何だかおかしいなと思いながらも、放置していた結果でした。
今まであまり大きな病気になったこともなく、比較的元気に過ごしてきました。
今回自分がこのような病気になり、いかに健康が大切か、改めて感じます。
しかし、時間が経つにつれ、きっと健康なことが当たり前になってしまうのではないか、とも…。
だからこそ、私たちが取り組んでいる予防医療はとても難しいのだと思います。
血液透析の辛さ、くも膜下出血の頭の痛み、心筋梗塞の胸の痛み、などなど…経験した人の話は巷にあふれていますが、やはりどこか他人事なのですよね。
危機感がないから行動しない。
切羽詰まってやっと行動を起こす人もいる。
それでもなんとかなるさと放置する人もいる。
そして、失ってから気づく…
これが人間なのだと思います。
そんな状況をどう変えていくか。
病気を予防するプラットホームを創るというのは、本当にチャレンジングな分野です。
だからこそやりがいもあります!
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