健康管理システム「Carely」の導入支援や活用促進を中心に行うiCAREのCSAD(Customer Success Account Development)部では、幅広い年齢層、幅広い職種出身のメンバーが働いています。産業保健領域のサービスでCSを行うやりがいや難しさ、急成長するスタートアップでの働きがいとはどんなものか。CSチームの坪井彬、竹中恭平が語ります。
業界経験のあるなしに関わらず、ベンチャーからエンタープライズまで対応
CSという役割は、サービスの導入支援や活用促進を通してお客様に価値を提供するとともに、さらなる価値向上に向けたインサイトを得るための貴重な顧客接点です。
現在iCAREでは、12名のCSメンバーが活躍していますが、その年齢層やキャリアはさまざま。健康領域や産業保健領域の経験を持つメンバーもいれば、まったく異なる業界から来たメンバーもいます。
今回対談を行った坪井彬は、人材紹介企業での法人営業を経て、当時メンタルヘルス対策のサービスを展開していた会社に転職しました。
ちょうど「健康経営」という言葉が社会的に広がりを見せていたタイミングで、経産省は健康経営優良法人認定制度を創設。企業が従業員の心と体の健康に気を配る動きが活発になっていた頃でした。
実質今のCSのような形で従事していた坪井は、2022年4月にiCAREに入社。業務経験を生かして、現在はエンタープライズ企業を中心に15社ほどを担当し、Carelyの導入支援を行っています。
一方の竹中恭平は、iCAREに来るまで業界経験はなし。教育業界やIT業界で数多くのBtoC経験を積んできました。
「20代のうちにtoBの経験を積みたい」と思っていた竹中は、再び転職活動をスタート。SaaS企業のCSを志望する中でiCAREを選んだ大きな理由が「一番整っていなさそうだった」からです。
2021年9月に入社後、竹中はCSとしてSMB(中小企業)を中心としたお客様を担当。徐々にエンタープライズも担当するようになり、現在はCSチーム内の業務や顧客対応に関する仕組み化にも注力しています。
経験を生かした多様な活躍の可能性がある
当社が扱う領域は、個人の健康診断結果などの機微情報となり、慎重な対応が求められます。また、法に即したプロダクト開発やサービス提供を行う必要もあるため、メンバーはその知識を正しくインプットし、お客様に伝えなければなりません。
業界未経験であった竹中は、このハードルをどのように乗り越えたのでしょうか。
主体的なキャッチアップが重要な一方で、各自が過去のキャリアを生かした働き方が可能なのも当社の特徴。坪井は、産業保健領域の知識をそのまま活用できることはもちろん、顧客対応においても経験を生かしています。
ストレスチェックサーベイとは、メンタル不調者が発生するリスクを数値化するもの。CSは、個々の数値が高い要因が、仕事量が多すぎるからなのか、上司や同僚の支援が少ないからなのか、あるいは、職場では大きな問題はないもののプライベートでストレスを抱えているのか。
数値の裏側にあるものをお客様と一緒に読み解き、一方でうまくいっている部署がしている工夫や事例を拾いながら対策方法を考えていきます。この「読み解きの面白さ」を、坪井は強く感じているといいます。
逆に業界経験がなかった竹中も、自身の経験を存分に生かしています。
竹中は、今まで社内で他の業務に手一杯で滞ってしまっていた部分のデータ化やメール送付といった業務について、自ら手を挙げてデータチームと連携し、自動化の仕組みづくりを行ってきました。
現在は、Carelyヘルプページからの遷移先の一元化の取り組みを進めており、仕組みづくりとその浸透を徹底してきた経験を発揮しています。
声を吸い上げ、課題を見極め、1つひとつ改善を重ねる
Carelyは現在500社近くの企業に導入されており、一定の価値を提供できている状況です。ただ、まだまだお客様の要望に応えきれていないところも多いのが現状。特にエンタープライズ企業を中心に担当する坪井は、大企業特有の業務の複雑さからくる要望を数多くいただいています。
プロダクトの改善要望を行う社内ミーティングは週次で行っており、毎回かなりの件数が挙げられます。中でも早期に対応が必要なものについては坪井が直接、開発チームに掛け合うこともあるのです。
Carely導入企業は数十名から数万名まで大小さまざまな規模を持ちますが、ITリテラシーもさまざまな状況にあります。直接相対するCSには、お客様からあらゆるレベルの質問が投げかけられます。
自分次第で顧客課題解決とプロダクトの価値向上につなげられるやりがい
今後のCS業務の展望について、2人は高い志を抱いています。
一般的にスタートアップ企業には、体制が整っていないことによる自由度や裁量の高さに魅力を感じた人が集まります。当社にもそのような環境があります。さらにそれ以上に「クレド」と「バリュー」を体現している社風に、働きがいを感じているメンバーも多数います。
クレドとバリューを大事にする社風に触れ、入社半年の坪井は「めちゃめちゃ溶け込みやすい会社だなと感じた」、竹中も「自分が何かしたいと言ったときに周りが協力的で、忖度なく意見をぶつけてくれる」と、魅力を語っています。
サービスやプロダクトの提供価値を最大化するためには、CSメンバーの貢献は不可欠。そんなCSメンバーが気持ちよく働ける環境が、当社の強みとなっています。
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