ピラミッドで考えよう。
※この記事は2020年7月3日に投稿されたものです
こんにちは、iCAREカスタマーサクセスの金原(きんぱら)です。
名前に半濁音「ぱ」が入っているので珍しがられますが、私の出身地である静岡県浜松市では「金原」と書けば読みは必ず「きんぱら」でして、しかも比較的メジャーな名字なのです。どれぐらいメジャーかというと車で街を走っていると看板に「○○の金原」とか「金原○○」などをチラチラと見つけることができる、それぐらいのメジャーさです。浜松に行く機会がありましたら、ぜひ探してみてください。
ご挨拶はこの辺りにしまして、今回はマズローの欲求階層説のピラミッドについて少し書きたいと思います。心理学や組織論などでは定番なピラミッドですので、ご覧になったこと、あるいは深掘りをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
Maslow 1954
実はこのピラミッドはアブラハム・マズロー本人が作ったわけではなく、マズローの説を後に図式化をしたものだという説があります(さらに、その際に誤訳された、というお話もあります)。でもとてもわかりやすいですよね。
何がいいと思っているのか
ピラミッドを模した階層構造の説明は、欲求階層説以外にも多くあります。ピラミッドに落とし込むこと自体がフレームワーク化しているのかなと理解していますが、それだけ整理しやすく、理解しやすいものだと考えています。
なぜいいと思っているのか
実際に人に説明をするために、あるいは物事を整理するために使うと大変使い勝手が良いことがわかります。これは私自身の体験です。以前、小売店舗のデータ活用をするソリューションを提供する事業に携わっていたのですが、この時に欲求階層説を応用した図を作成したことがあります。
Maslow for Retail Data
詳細は略しますが、要するにデータを活用しましょう、と考えた時に、多くの人が思い描くような施策というのは個人ごとにパーソナライズされた情報が届いたり、適切なタイミングでクーポンが届く、と言ったいわゆる1to1マーケティングや、アプリを活用した行動分析などだと思います。しかし、今すでに存在するデータを整理し、関係者全員がいつでも閲覧できる状態になっていますか?というとほとんどの場合、それが実現できていません。まずそれをやりましょう、という事が言いたいことな訳なのですが、それを当てはめた図となります。
これは普段ソリューションの提案や説明を行う前段でお話をして、事業が目指していることをお伝えし、どこに価値を感じていただけるのかを共有する、そんな事が実現できていました。
どう活用するのか
さて、我々iCAREは、
Vision ー 働くひとと組織の健康を創る
Mission ー カンパニーケアの常識を変える
このようにビジョンとミッションを掲げ、感動を提供するために日々活動をしています。つまり、このビジョンがピラミッドの頂上にあると言えるわけです。ここに向かうために何が必要なのか、OKRをはじめとした多くの手法で頂上達成を目指していますが、日々の業務の中で大きなビジョンへ向かう道筋を見失ってはいけません。ここでも欲求階層説を応用して、足元が揺るがないように備える必要があると考えています。
産業保健においてもこのマズローの欲求階層説を踏まえた組織心理学について語られることもあります(参考書籍:「産業医ストラテジー」)。マズローは「人間の成長と心理的健康の実現」を説いたのだと言われていますので、人間が成長するための組織を作る、という文脈ではすごく理にかなっていると思います。
という意味でも、iCAREのビジョンへの道筋をマズローの欲求階層説で語るのはそれなりに正しいのではないでしょうか。いや、個人的には正しいという事にしておきます。
このピラミッドを、活用して行こうと考えています。もっといい整理があったら変えるかもしれません。
Maslow for iCARE
ちなみに
このピラミッド、7段階にした物が近年出回っていまして、これもとても好きです。めっちゃ腹落ちします。外出中にバッテリーが半分切ると全くもって落ち着かないですね、家に帰りたくなります。ゲストWiFiが無いと怖くてブラウザ開けないです。厚生労働省の接触確認アプリ(ぜひインストールしてください!)のためにBluetoothも常時ONなのでバッテリーもWiFiも不安な日々を過ごしている私は、まさにこのピラミッド通りの心理状態だと言えますね。
自己紹介
最後に、noteに自己紹介を掲載しております(更新が滞り気味ですが)、こちらもご覧いただけると嬉しいです。