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健康ってなに?

※この記事は2021年4月23日に投稿されたものです

はじめまして。
2021年4月にiCAREに入社した柴田さちこと申します。

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管理栄養士時代のわたし(盛れてる)


前職は管理栄養士としてメタボの方にカウンセリングを行っていました。
(特定保健指導という業務です)
今回はiCAREに入社した動機の1つであるわたしの健康観について語ろうと思います。

健康ってなに?

健康って、よく使う言葉ですよね。

辞書をひくとこのように説明されています。

けん‐こう〔‐カウ〕【健康】[名・形動]
1 異状があるかないかという面からみた、からだの状態。「健康がすぐれない」「健康優良児」
2 からだに悪いところがなく、丈夫なこと。また、そのさま。「健康を保つ」「健康な肉体」
3 精神の働きやものの考え方が正常なこと。また、そのさま。健全。「健康な考え方」「健康な笑い」

(デジタル大辞泉より)

もうひとつの説明をみてみましょう。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。
(日本WHO協会訳)

これはWHOの健康の定義です。

辞書と比較して「肉体的、精神的、社会的において良好な状態」というのが特徴的で、重要な観点です。

こんなこと言われたって、いまいちピンときませんよね。

この定義は管理栄養士国家試験の出題範囲でしたのでわたしも一応勉強はしていましたが、
大学時代には文章を丸暗記していただけで、意味はよくわかっていませんでした。

しかし、実務をしていく中で、この定義の説明が本当によくできていると感じるようになりました。

一例を示しましょう。

「今の仕事をやめないと健康になんかなれないよ」

カウンセリングをしている中で、こういう発言をされる方がしばしばいらっしゃいます。


これは「肉体的」「精神的」「社会的」において良好な状態でないことを顕著に示す発言だと思います。

仕事に課題があると感じながら、肉体的な健康の不調を認め、なおかつ精神的にもネガティブな状態を示しているわけですから。


わたしの印象では20〜30人に1人はこう話してくださいます。

なかなか大きな割合ではないでしょうか。

心と体と社会との繋がりには相関がある

WHOの健康の定義が秀逸だと感じる理由について、
「食」を通じて健康への理解を深めることでメンタルヘルスや社会性との関連を発見できた点にあります。


例えば、炭水化物の過剰摂取等によって生じる糖尿病は、うつ病との相関が報告されています。*1

社会への関わりについても、疾病の罹患率・死亡率と関連していると言われています。*2


「心身相関」とはよく言ったものだなあと思います。

個人の健康管理だけでは限界がある

わたしはカウンセリングの場で、メタボの方お一人おひとりに生活習慣病を回避するために、望ましい生活習慣を身に着けていただけるよう指導を行ってきました。


これは主には身体的な健康の寄与に該当します。
精神的な健康への対応は主軸ではありませんが、まれに相談ごとの話し相手としての役割を求められることがあったので、若干は貢献していたこともあるかもしれません。


しかし、社会的な健康への関与は管理栄養士ひとりの立場ではなかなか難しいものがあります。


また、例に示したように会社をやめないと健康になれないと感じている方も多くいる状況です。


本質的な健康を考えたとき、管理栄養士として個人の方へカウンセリングをしているだけでは満足できなくなってきました。


iCAREのVisionは「働くひとと組織の健康を創る」こと。


この会社であればきっと総合的でより本質に近い健康づくりに関われそうだ!
そう思ったことが、iCAREの転職を決めた理由のひとつです。

みなさんの健康への考えはどういったものでしょうか?
機会があれば教えていただければ幸いです。

また、iCAREの入社に興味を持った方はぜひこちらのページを覗いてみてください↓

最後に、健康に関するわたしの言い訳をひとつ申し上げておきます。


わたしはお酒が好きです。
特に日本酒が好きで、推しの酒蔵の杜氏さんと仲良くなってしまうくらいです。

身体的な健康を考えた場合、お酒は飲まないほうが絶対いいです。
でも、好きだから飲みたい!!!(精神的健康)
1人で立ち飲み屋にいって知らない人と仲良くなるのが楽しいんだ!(社会的健康)

全くの詭弁だというのは自覚しています。笑
完璧な健康というのは難しいけれど、できる範囲で叶えていきたいですね〜。


*1:糖尿病とこころ | e-ヘルスネット(厚生労働省)

*2:Social relationships and mortality risk: a meta-analytic review Julianne Holt-Lunstad et al. PLoS Med. 2010.

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