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決してオススメしないけど、「マキシマム初詣」を紹介しておきたい。

※この記事は2019年1月15日に投稿されたものです

あけましておめでとうございます、たけCです。
平成の次の時代への幕開けとなる2019年ですが、今年も「役に立ちそうでそうでもない」ブログを毎月投稿していきますね。

年が明けて仕事がはじまると
「年末年始は何してたの?実家?」
と必ず聞かれます。

ちなみに私の実家は広島県尾道市。渋谷のオフィスからだとざっくり4時間47分で帰ることができます。

が、近年は年末年始に帰省することはなく
『マキシマム初詣』という一人旅にでかけています。


What's マキシマム初詣 ?

まず紹介する前に一言断っておきますが、
このブログでは決して一切きっぱりとあなたがマキシマム初詣に参戦することをオススメしません

いや別に関西的な、熱湯風呂的なノリで「行くなよ、絶対行くなよ、、、」というフリをしているわけではなく。

正直言ってただただ暇を弄んでいるだけの一人旅なので日々をお忙しく過ごされている皆様にとってはメリットは一切ないかと、思われます。

ではいってみましょー

要は、青春18きっぷを使った初詣めぐり

きっかけは2015年の師走。

それまで"初日の出"(元旦の日の出)や"ご来光"(山の頂上から見る日の出)といったものにお目にかかったことがないことに気がついたたけCは、2016年のはじまりは宮島の弥山(みせん)で迎えようと思い立ちました。

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宮島の弥山からの初日の出


ついでに"青春18きっぷ"というものも使ったことがなかったので、当時住んでいた大阪〜広島へ鈍行列車で行こうとも決めました。

さてご存知の方も多いかと思いますが、青春18きっぷは5枚ひと綴りになっているJR一日乗り放題切符です。
つまり1回買うと5日分使わないともったいない。

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今年使った青春18きっぷ(使用後)


そこで+αの電車の旅をするついでに有名所の神社をめぐって初詣しまくってしまえばいいじゃない?

という発想で生まれたのがマキシマム初詣なのです。

やってみて気がついた初詣めぐりのメリット

はじめてマキシマム初詣をしてみた時は、
ただ単に新しいことにチャレンジしてみたかったし、
一人旅というものも経験がなかったのでいわゆる好奇心だけでやってみた。というのが正直なところ。

(そういえば30才になるから心機一転という動機もあった気がする)

で、やってみてすぐに気がついたのが初詣を複数回繰り返すことのメリットでした。

この文章を読んでいるひとの中で「今年の初詣は2回以上いってきたよ」という方いますか?

たぶんですが、いないですよね。
つまり、たいていの人は一年に一回のもっともご利益がありそうなお参りで一発勝負をしかけている。ということ。

これってもったいなくないですか?

より精度の高い成功を手にしたいのであればフィードバックループを形成する必要があります。

フィードバックループとは、
1. 周囲の状況を観察する
2. 知識をアップデートする
3. 進む方向を意思決定する
4. 行動に起こす
5. 周囲の状況を観察する・・・

このようにしてゴールを達成するために、自ら起こすアクションを周囲の環境変化に適応させていくことを言います。

初詣にもこのフィードバックループを当てはめることはできます。
ポイントは何によって周囲の状況を把握するか?

そこでおみくじを使ってみます。

まずはとにかく新年の誓いを神様にたてる。
次におみくじを引いて、吉凶を知る。と同時におみくじは必ずアドバイスをくれます。そのアドバイスを参加にして次の神社でのお参りをアップデートしていくのです。

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福島の伊佐須美神社にて、小吉

過去のマキシマム初詣をチラッと紹介

と、ここまで説明しておいてどれくらいの範囲を初詣めぐりしているのかの説明をしていなかったですね。

過去(といっても今年いれて3回分)のマキシマム初詣の旅程をさらっと紹介しておきましょう。
いづれも大まかな工程としては以下の通りです。

12/31 : 初日の出を見るために前泊
1/1~3 : 始発〜終電の鈍行列車で移動しつつ初詣
1/4 : 伊勢神宮で旅のお礼をし帰路につく

2016年、世界遺産をめぐりたおしたマキシマム初詣

・大阪〜広島
⚪︎宮島の厳島神社で新年一発目の初詣
⚪︎宮島の弥山(みせん)にてご来光。予定外の登山をしてしまう。
・広島〜島根
⚪︎芸備線-三江線で乗り鉄・撮り鉄の集団にもまれる。
⚪︎出雲大社。恋愛成就を願うも「お前にはまだ早い」とたしなめられる。
・島根〜鳥取
⚪︎境港の水木しげるロードで妖怪と戯れる。
⚪︎なぜか街全体が停電。信号機まで止まり、ねずみ小僧もパニックになる。
・鳥取〜香川
⚪︎途中、岡山で途中下車し吉備津神社へ。
⚪︎香川の金刀比羅宮。奥社まで1368段はもう登りたくない。
・香川〜徳島〜和歌山
⚪︎徳島港からフェリーで和歌山へ。
⚪︎紀伊半島をぐるっと反時計回りで進む。
・和歌山〜三重
⚪︎熊野本宮大社。おみくじにて「調子のんな」と叱られる。
⚪︎伊勢神宮。まずは外宮から内宮へ。空気がおいしい。
・三重〜大阪
⚪︎JRで帰ると半日かかるので近鉄で。
⚪︎これにて終了、お疲れ様でした。

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マキシマム初詣in2016のルート


2017年、美味しい居酒屋に当たったマキシマム初詣

・大阪〜愛知
⚪︎年越しは名古屋城でアイドルのライブに参加してみた。
⚪︎中部国際セントレア空港のデッキで初日の出。
⚪︎熱田神宮で新年一発目の初詣。草薙の剣は中二心をくすぐる。
・愛知〜長野
⚪︎諏訪湖を立石公園から眺める。たぶん『君の名は』の隕石後だよね。
⚪︎諏訪大社の春宮と秋宮へ。4社めぐれなかったのでリベンジしたい。
・長野〜新潟
⚪︎大火事のあった糸魚川。駅前の魚民の刺し身が旨かった。
・新潟〜富山
⚪︎鉄道が第3セクターなので追加料金発生。
・富山〜石川
⚪︎和倉温泉で一息つく。宿泊はもったいないから即移動。
⚪︎白山比咩神社。日本一レベルの恋愛の神様から「見込みなし」と言われる。
・石川〜福井
⚪︎福井城跡地に経つ福井県庁の防御力は日本一だと思う。
⚪︎『竜の髭』という居酒屋の白エビの天ぷらがサイコーに美味い。
⚪︎敦賀の気比大社へ。書店で出会った本は2017年のバイブルになった。
・福井〜京都〜奈良
⚪︎京都の伏見稲荷。関西に住んでいながら見たことがなかったので一瞥。
⚪︎奈良の春日大社。ここの鹿とは敵対関係なのでいつも襲われる。
・奈良〜三重
⚪︎そして伊勢神宮で締める。外宮から内宮へ。
⚪︎一年前に楽しめなかったおかげ横丁で食べ歩き。正直あまり美味しくない。
・三重〜大阪
⚪︎JRで帰ると半日かかるので近鉄で。
⚪︎これにて終了、お疲れ様でした。

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マキシマム初詣in2017は北陸へ


2019年、穴のあいたスニーカーで雪道を進むマキシマム初詣

ちなみに2018年は転職やら引っ越しやらで忙しくしていたので普通に実家に帰って寝込みました。(牡蠣にあたってお腹をこわす)
そして2019年からは東京出発なのでガラッとルートが変わります。

・東京〜茨城
⚪︎いばらぎorいばらき、結局どっち?
⚪︎酒列磯前神社での初詣。「謙虚になれ」とお叱りをうける。
⚪︎ひたちなかの灯台にて初日の出を迎える。荒波のご来光は東映っぽかった。
・茨城〜福島
⚪︎会津ではすでに大雪。
⚪︎伊佐須美神社へ。参拝者の列で待っていると右足の冷たさが尋常じゃなかった。
・福島〜新潟
⚪︎【悲報】右足のスニーカーに穴があく。雪道で靴の中は極寒に。
⚪︎白山神社へ。祭神が多すぎることで有名なのでなんでもお願いできる。
⚪︎弥彦村の彌彦神社へ。雪山過ぎて弥彦山頂上へは到達できず。
・新潟〜富山
⚪︎射水神社・・・の前に高岡大仏が突如現れて驚いてしまう。
⚪︎射水神社へ。高岡城のお堀に囲まれてココも防御力高そう。
・富山〜岐阜
⚪︎飛騨一宮水無神社。『君の名は』の宮水神社かよっと空目した。
⚪︎水無神社のぽっかりと森に囲まれた雰囲気は雪による薄化粧が似合ってた。
・岐阜〜愛知
⚪︎津島神社
⚪︎スサノオノミコトに好かれているようで「おまえいいやつだから願い叶う」とのこと。
・愛知〜三重
⚪︎朝の伊勢神宮。時間があるので別宮含めてゆっくりと廻る。
⚪︎昼から安倍総理が参拝らしいので電車で戻る道を諦める。
・三重〜愛知
⚪︎電車ではなくフェリーで豊橋まで戻る。
・愛知〜東京
⚪︎「鈍行での静岡は地獄。長いよ」と言われていたことを実感。
⚪︎熱海からは耐えきれずグリーン車(980円)でプチ贅沢して帰宅。

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マキシマム初詣in2019。いわゆる関東甲信越へ

年々、参拝する神社が増えてルートが長くなってるんですよね。。。

ちなみに今年の旅程のスケジュールはこんな感じ。赤いマスが電車に乗っていた時間です。乗り換えの待ち時間を含めると1日12時間以上は駅と電車に拘束されてる。

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乗り換えも宿もGoogleカレンダーに記録

暇な旅だけど、実はちゃんとメリットがある。

さて長くなってきたので今月のブログはこのあたりにしておきましょうか。
「長いから読み始める気が起きない」とクレームをいただくことも多々ありますので、節度よく腹四分目というところで今回の筆を置くとしましょう。

マキシマム初詣、いかがでしたでしょうか。

おそらく読んでいただけたらわかったと思いますが、ただただ青春18きっぷを使って各地の神社(特に一之宮)を巡ってお参りしているだけです。本当に暇な一人旅なので決しておすすめできるものではありません

しかし、

なぜ日々仕事で忙しくしているはずの私が、毎年のようにマキシマム参拝を続けているのか?

それはもちろん、ちゃんとしたメリットがあるからに他なりません。

なぜわざわざ参拝客が多い年始に神社をめぐるのか?
なぜわざわざ時間効率の悪い鈍行列車で旅をするのか?
なぜわざわざ乗り換えの接続が悪い路線を選んで待ち時間を増やしているのか?

マーケターとしてのスキルアップにつながる理由があるからこそ、マキシマム参拝を続けているのですが・・・さてこれらの理由については来月のブログでお話しましょう。

それではまた。

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