しずかちゃんはジャイアンを「たけしさん」と呼び、みよちゃんはブタゴリラを「ブタゴリラくん」と呼ぶ
※この記事は2021年6月27日に投稿されたものです
こんにちは。iCAREのカスタマーサクセス部で、通称「健診チーム」の笹川です。
労働安全衛生法第44条に実施義務が制定されていて、1年に1回従業員の皆さまに受けてもらわなければいけない「健康診断」が無事完了できるようサポートをする役割を担うのが健診チームです。
iCAREに入社する前は健康診断なんて、この期間にこの病院行ってくださいって言うだけじゃんって思っていたのですが、いやー、人事の方ごめんなさい。
定期健康診断の実施って毎回一大プロジェクトなんだなぁと思い知らされる日々。
去年の7月に健康診断の予約周りのサポートを専門とする「健診チーム」が誕生したわけですが、【企業】×【健保組合】×【医療機関】に介在する変数が多すぎて、専門チームになってもなおビジネスモデルに再現性をもたせきれず、多くの案件で労働集約型から抜け出せていないのが現状です。
しかし、健診チームはもうすぐ2年目に突入し、今までほぼ全案件「はじめまして、あなたはどんな方ですか?」を手探りで明らかにするところからのスタートになっていたのが、各メンバーが経験した健保組合の種類も増え、成功事例や落とし穴事例の横展開がきっちりできるようになり、練度は確実に高まっています。
いよいよ、いかにクライアントの満足度を落とさずに再現性を高めていくのかというフェーズになってきた。いや、するのだ(決意表明)。
てなところで、見出しの話。
「再現性の高いビジネスモデル」で思い浮かぶものの一つが、私には「ドラえもん」と「キテレツ大百科」です。
【主要人物構成】
- 欠点多めな主人公(のび太/キテレツ)
- 主人公と一緒にいる異世界要員(ドラえもん/コロ助)
- クラスで人気者のヒロイン(しずかちゃん/みよちゃん)
- ガキ大将(ジャイアン/ブタゴリラ)
- ちょっと性格悪いけどよく一緒にいる同級生(スネ夫/トンガリ)
・・・・・・・ほら完全一致!!
藤子先生の作品だと「オバQ」「チンプイ」などでも同様の構成が展開されているんですよね。
すごい。
で、ドラえもんとキテレツ大百科だと私はどちらかというとキテレツ大百科の方が好きだったし、キテレツ大百科もテレビアニメが8年続くご長寿番組として十分な成功を収めていると思うのですが、ドラえもんとは結構な差がついてしまったなーと思うわけです。
キテレツ大百科がドラえもんになれなかった理由は色々あるのだと思いますが、昔からずっと気になっていたのがヒロイン2人のヒロイン力(りょく)の差で。
そこを端的に感じるのが、ガキ大将キャラの呼び方でした。
- しずかちゃんはジャイアンを「たけしさん」と呼ぶ。
- みよちゃんはブタゴリラを「薫さん」ではなく「ブタゴリラくん」と呼ぶ。
いやいやいや、ブ、ブタゴリラ!?って思いません?
いやね、最近はブタさんをペットとして飼う人も増えているし、ゴリラだってシャバーニくんみたいな「イケメンゴリラ」が話題になったりしてますけれども。
ブタでゴリラって、もうそのあだ名イジメじゃん?
もし小学生のときに「ブタゴリラ」なんてあだ名を付けられた同級生がいたら学級委員長やりがちだった私は呼ぶやつ全員に説教して泣かせてましたね。たぶん。
それがヒロインの口から出てくるって、ありなん?て思っていました。
しかも、しずかちゃんが「たけしさん」呼びすることでヒロインぽさ瀑上がりの実績があるのに、どうしてそこは再現しないんだろう?と。
今回、ビジネスモデルの再現性について考える過程で、改めて長年引っかかっていたこの疑問のプチ解消にいたりました。
どうやら「ブタゴリラ」は自己申告で、熊田薫自らがみんなからそう呼ばれるように動いていたらしい。
ja.wikipedia.org
本人は女性のような名前に非常にコンプレックスがあり、本名での呼称を防ぐため「ブタゴリラ」という蔑称のようなあだ名で自ら呼ばせている。「ブタ」と呼ぶと怒る。また「ゴリラブタ」と間違われた際に「ブタゴリラだよ!」と訂正したこともある。
ほほん。(児島だよ!みたいだな・・)
まあ、こうして長年寝かしていた疑問はひょんなことから解消されたわけではありますが、それでも、やっぱりみよちゃんにはもっと王道のヒロインでいてほしかったなという思いがなぜか私の中にあります。
そして改めて、自分も表面だけ見ちゃっているんだなぁという反省と、サービスを提供するにあたっては「結果ありき」が絶対だということを常に意識しないとで、満足は期待を超えた先にしか存在しないことを考えながら再現性の高いビジネスモデルを創っていこうと思いました。
〜Fin〜
(ところでFinの呼び方は「ファン」だって知ってた?)