すべては、働くひとの健康を創るために。iCAREが最速で事業成長する理由
この度、株式会社iCARE(以下、iCARE)は資金調達を実施しました。その舞台裏としてこの記事では、CRO中野雄介の言葉で、iCAREのこの1年の事業成長と今後の展開について紹介します。
みなさん、おはこんばんちは。iCARE社のChief Revenue Officer、中野雄介です。最近は、iCARE社のChief Radio Officer(毎週更新を意気込みつつ最近は気まぐれ更新)も兼務しているので、この機会にお見知り置きください。
2022年1月末をもってシリーズEラウンドとして、総額19億円の資金調達をしました。2020年12月に実施した前回の資金調達から1年、多くの方々に支えられながらも着実な事業成長を遂げることができ、今回の結果に辿り着くことができました。
iCAREに関わってくださる方、日頃から気にかけてくださっている方、すべての方々に改めて感謝申し上げます。そして今回は、先週から続く『シリーズEの舞台裏』のトリを飾る最終回として、この1年間の事業成長とこれからの展開について、中野よりお話させてください。
加速する健康経営市場とiCAREの事業
iCAREが提供している主力サービスである健康管理システムCarelyは、人事・総務が抱える健康管理(健康診断・ストレスチェック・長時間労働対策等)を自動化し、業務工数を削減するSaaSとして評価を得ていました。
そんな中、2020年から世界を覆い続けているコロナ禍、他方ではSDGs/ESGに関する機運の高まりから、従業員との健康・安全というトピックスはこれまで以上に注目をされるようになっていきます。中でも、従業員の健康管理を経営的な視点から戦略的に実践する『健康経営』は、一層多くの企業が取り組み始めており、『健康経営に今後取り組んでいきたい』『持続可能な健康経営のための体制を強化したい』といった声も方方(ほうぼう)から聞かれるようになり、健康経営は企業活動のmust haveになってきていると言っても過言ではない状況です。
その市況に乗じて、健康管理システムCarelyは『持続的な事業成長を支えるための健康管理の基幹システム』として評価されることが増えるようになり、直近では従業員数が1,000名を超える大企業の導入が急速に進んでいます。
また、健康経営の社会的な機運の高まりとCarelyのこれまでの確かな実績は、全国27万人のHRパーソンの投票による選考を通して決まる、HR領域で最も注目されるアワードである『HRアワード2021』(主催:日本の人事部、後援:厚生労働省)人事労務管理部門において、最優秀賞を受賞するに至るほどとなりました。
その他事業面での具体的な出来事の詳細は、CEO山田とCOO石野が書いた2021年末のブログに譲りたいと思いますが、健康経営という確固たる成長市場において、顧客企業のニーズを丹念に捉えたサービス・プロダクトを提供することで、堅実な事業成長を遂げています。
しかしながら、『健康経営のリーディングカンパニー』としての地位を確立すべく、まだまだこんなところで満足はしていません。これまで培ってきたSaaS事業から生まれる健康データを基軸に、健康領域における最適なアプローチを提供するProfessional Serviceを融合させる取り組みを加速させることで、企業の経営課題や人事課題の解決、従業員体験の充実といった成果をもたらすサービスへと昇華させて、引き続き最速の事業成長を求め続けていきたいと考えています。
これから待ち受けるもの
上記のような市況観や事業成長も相まって、この一年は健康管理領域において、iCAREの存在感が本当に大きくなっていることを認識した一年でもありました。それは、人事や産業医、産業看護職などのユーザーの方々は勿論のこと、投資家、提携先、競合他社といったあらゆる接点において実際に体感したものでした。
これからのiCAREは、まだまだ未熟ながらも少なからず一目置かれる存在になり始めているからこそ、ユーザーから求められる要求水準もさらに上がり、競合からのベンチマークが厳しくなり、『iCAREだからこその強み』をますます尖らせていくことが不可欠であると思慮しています。
そんな折に調達した今回の19億円という新たな資金は、今後の事業成長のためのマーケティングやプロダクト開発に注いでいくのは当然ながら、『人材の採用および活躍』に特に注力していきたいと考えています。
というのも、iCAREは働くひとの健康におけるプロフェッショナルであると同時に、テクノロジーを用いて人事担当者の業務を効率化・自動化し、働くひとの健康データを駆使できるプロフェッショナルでもあること。そしてそれらを下支えする強固なカルチャーがあること。
これらの要素を兼ね備えた組織こそが最も代替不可能な『iCAREだからこその強み』であり、その源である『人材の採用および活躍』により一層力を入れることで、最速の事業成長を実現していきたいと考えています。
すべては、働くひとの健康を創るために。
それでは最後に、iCARE が最速の事業成長に心底こだわっている理由について伝えさせてください。それは、事業成長こそが、iCAREのパーパスである『働くひとの健康を世界中に創る』を実現している証明になるからです。
iCAREは、顧客企業とそこに所属する働くひとにサービスを提供し、その等価値となる対価をいただくことで事業運営ができており、そのサービスというのはすべて、『働くひとの健康を創る』ことを目的にしたものです。要するに、顧客企業からいただいた対価によって成り立つ売上の成長は、一人でも多くの働くひとに我々のサービスが届き、サービスによって働くひとの健康を創っていることを意味しています。
"働く"ということは、自己成長に繋がったり、チームで目標を達成して喜びを分かり合えたり、家族を養うことができたり、基本的に誰にでもポジティブなものであってほしいと私は思っています。
一方、"働く"ことで、身体を壊したり、メンタル不調に陥ってしまったり、プライベートでの関係悪化に及んでしまう現実に直面してしまう人々が、この世に存在しているのも事実です。
つまり、"働く"というポジティブであるはずの行為によって、ネガティブな現実に陥っている人がいる。ポジティブに働いて、ポジティブに生きるという、誰しもが手に入れられる当たり前の権利を手中にすることができない人がいる。iCAREの存在意義は、ただ一点、この矛盾を解消していきたいだけなのです。
我々のサービスが届いてさえいれば、明日救えるはずの人がいる、明日幸せにできるはずの人がいる。そう信じているからこそ、一人でも多くの人に、一日でも早くサービスを届けたい。だからこそ、iCAREは最速の事業成長を遂げたいと考えているのです。
さいごに
iCAREには、最大限のチャレンジができる刺激的な環境があります。そのための豊富な資金も準備しています。そして、我々が背負う大義と使命を果たそうと、日々全力を尽くす仲間たちがいます。我々と一緒に、働くひとの健康を世界中に創るべく、最速での事業成長を実現すべく、共に挑んでくれる方をお待ちしています。