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メガベンチャーからスタートアップへ。私の「理想のキャリア」のために、大企業を卒業することを決めた理由

iCAREのカスタマーサクセス部には優秀なバックグラウンドを持つメンバーがいます。

そのうちの一人、今回は2020年、リクルートという大きな組織から当時50人くらいのスタートアップだったiCAREに転職を決めた駒居に話を聞きました。

メガベンチャーからスタートアップへ転身。
スタートアップへの転職を考えている人、メガベンチャーのネクストキャリアを考えている人にお届けします。

駒居 佑里恵(Yurie Komai)
株式会社iCARE カスタマーサクセス部 

== 経歴 ==
・東証一部上場のIT企業 
  - セールス / OA用品の取り扱いを中心とした法人営業
・株式会社リクルート住まいカンパニー(現:株式会社リクルート)
  - セールスアシスタント / 不動産情報サイト担当
・株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(現:株式会社リクルート)
  - 受験者管理システムの導入支援
  - セールスアシスタント / 学校向けサービス担当
・株式会社iCARE
  - カスタマーサクセス

メガベンチャーでの経験

- 前職は日本でも有数のメガベンチャーですよね。具体的には何をされていたんですか?

駒居)リクルートには合計で約6年間在籍していました。最初の3年は皆さんもきっと知っている不動産情報サイトの事業部で、後半3年は大学・短大・専門学校向けのサービスの事業部でそれぞれ営業アシスタントとして勤務していました。

リクルートの文化は知られている通りで、アシスタントではありましたが、営業が使う資料を何個作って何件受注に繋げる、何社に展開できる汎用性のある資料を作るなど目標がありました。
転職する最後の1年は、営業アシスタントに加えてATS(採用管理システム)のような、学校の資料請求→出願→受験・合格の歩留まりを確認できるシステムの導入支援も行ってました。

まさかその経験が今に繋がるとは当時は思いませんでしたけど(笑)

- というと、システムの導入支援がきっかけで転職をされたんですか?

駒居)はい!システム導入してよかったよという声が、一緒になって業務を改善していることが楽しくてやりがいを感じるようになってきたんです。どうせならシステム導入をメインの仕事にしようと思いました。

リクルートを卒業した先輩に相談した所、SaaSのCSがそういう仕事だよと教えてもらい、転職するときはSaaSのCSポジションだけで面接を受けていました。狙ったわけじゃないですがHR系のSaaS企業の面接が多かったです。

ただ、システム導入の経験は転職のきっかけでして、メガベンチャーあるあるというか、メガベンチャーは意外に大手のような雰囲気なんだなと感じてしまったことが、転職を考え始めた理由の一つです。

キャリアについて考えたきっかけ

- どんなところが大手企業だと感じたんですか?

駒居)特に強く感じたのは、ナレッジを共有する社内コンテストの時でした。

私のアイディアがベスト8に残り、その後登壇して社内プレゼンしたんです!
アシスタントだけど成果が認められたなと感じて嬉しくて。「今なら意見が言えそう!」と思い、その流れで業務改善を提案しました。

ところが「それはリソースが足りないな」「昔やってダメだったから」などの理由で全然提案が通らなかったんですよね。そのときに「あ、大手っぽいな」と感じました。
そしてこの先、私はきっと営業アシスタントとしての経験しかできないんだろうと感じてしまったんです。もちろん会社や部署によりけりだとは思いますが。

女性は結婚や出産といったライフスタイルとともにキャリアが変わりやすいとよく言われるんですが、私もその考えには納得してまして。
もしも結婚や出産といった何かの理由で仕事にブランクができたとき、営業アシスタントしか経験がなかったら再就職も難しそう...そんな未来が見えちゃったんですよね。
そういった流れもあって、せめて独身の自由なうちにもっと経験は積んでおきたいと考え、それができるところであれば規模は問わないという気持ちで転職先を考えていました。

かっこよくいうとキャリアアップですね!(笑)

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(左:駒居、右:同チームの坂本)

背中を押してくれた同期たち

- スタートアップへの転職は、周りの反対はありませんでしたか?

駒居)当時の彼氏(今の旦那)にも相談しましたが、反対はされなかったです。むしろ「営業アシスタントに飽きてそうだし、いいんじゃない?」と背中を押してくれました。
周りの同期もやっぱりリクルートのいいところというか、システムの支援をやっていたし、駒居にあってると思う!と応援してくれる人が多かったです。

- メガベンチャー時代とスタートアップのカルチャーを比べて違いはありますか?

駒居)マニュアルや管理ツールの整備が行き届いていないところですね。もうびっくりしました。
「スプレッドシートに箇条書きのメモだけ?」と突っ込みたくなるようなマニュアルらしきものしかなくて、これは大変だぞ…と覚悟した記憶があります。

でも逆を言えば、「好きに作っていい」の裏返しと捉えました。自分で工夫してスプレッドシートの管理シートを作ってみたり、自分がいいなと思った管理ツールをすぐ導入できたりというメリットはありました。実際、当時のリーダーにもいいねと褒められました。きっとこれまでの会社だったら「勝手なことしちゃダメだよ、ちゃんと許可取らないと」と言われると思います。

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キャリアの強みになるもの

- メガベンチャーから転職しようとしている人に向けて何かありますか?

駒居)まず、私はビジネスのフェーズは大きく3つあると考えてます。
1つは0→1のフェーズ、2つ目は1→10のフェーズ。そして10→100のフェーズのこの3つです。

大きな企業だと、すでに整備された環境と長年研究された仕組みがあって、フェーズとしては10→100、いや、100→101みたいなフェーズしか経験ができないと思うんですよね。

でも10→100のフェーズの会社は日本にまだそんなになくて、メガベンチャーと呼ばれる会社くらいなのかなと思ってます。
だからこそ、その経験はスタートアップで絶対必要になる経験で、強みだと思うんです。

その他にも実際に感じたこととしては、視野が広ったことですね。「他の職種(部署)の人はこういった仕事をしているんだ!」と。前職では営業部しか関わりがなく、エンジニアがどんな仕事なのか、コーポレートが何をしているのか、全然分かってませんでした。

そもそもフロアが違うし、名前はなんか聞いたことあるけど、顔は出てこないみたいな状態です。
でも今はエンジニアはこういったことをしているんだ!と、他の人が組織でどんな動きをしているのかわかってきて、少しだけ、仕事する上で関係者への気配りを踏まえた仕事ができるようになったかなと思います。

もし転職を考えてるようでしたら、スタートアップという未整備な環境が仕事の価値観やキャリアに磨きをかける環境になりうると思いますのでぜひ検討してほしいです。

ありがとうございました!
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文:CS りんたろうこと林


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